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NPO法人ヒューレック研究会

NPO法人ヒューレック研究会のblogです

長寿社会を生きる

人の人生はそれぞれ異なるものですが、年配の方の人生をしっかりと聴く機会は中々ないものです。

4月26日に行われたキャリアセミナー「Heart・Action・Innovation」パネラーの小西伸彦さんの『積極的寄り道論』をご紹介します。

小西さん(74)からは事前の打合せからじっくりとお話をお聴きすることができましたが、人生でいくつかの節目がありました。

1.現役時代、仕事は一生懸命。企業戦士であった。
2.50歳前後に、親しい人の死に出会い、また退職した先輩の姿を見て人の生死、人生について考えるようになった。
3.50代後半から会社以外に道の探索を始めた。
4.その後、いくつもの出会いがあって今の自分がある。

そこで、出会いを強調される小西さんに“出会い”をするためにはどうしたら良いですかと質問をすると、

『それは仕事以外に積極的に寄り道をすることで、そこから出てこないことです』

と言われました。寄り道をしたらその奥の細道をさらに探索をしていくというのです。

例えば、小西さんはおそらく介護の男性ヘルパー第一号だろうといわれていましたが、在職中にヘルパーの資格をとり介護の世界に入ります。そこで介護サービスを提供する高齢者の方やヘルパーさんとの出会いで逆に多くのことを学び、そこから十数年の介護の世界を探索することになります。

小西さんの寄り道論です。

◆『自分を客観視してみる』
小西さんは企業戦士でした。しかし“あの頃は高度成長期だったし、会社も伸び盛りだったので何をやっても大概はうまくいったのですよ”と言われます。

◆『人生は高速道路だけでない、道は一直線でもない』
小西さんは自分が企業戦士だった経験から人生は高速道路だけではなく、一直線の必要はないと言います。ところが男性は寄り道ができず、会社内だけの付き合いに終始します。しかし、会社から離れて長年たつと、会社時代の付き合いは今では3人だそうです。

◆『寄り道の良いところは何でも自分で決められること』
寄り道の見つけ方は好奇心を発揮すること。寄り道をすると発見がある。だから目的があって寄り道をするわけでなく、ちょっとのぞいてみるでも良いと言います。
今でも小西さんは外出するときは、ちょっと出て来るというそうです。
そして、寄り道はどこへ行こうと自分で決められるところと言います。会社は人に決められることが多いですからね。

◆『現場が大切』
仕事のときも現場が大切と思っていたが、会社を離れてみると現場が大切という気持ちはさらに強くなった。介護の世界に入ってみると、現場で働くヘルパーさん、お年寄りたちとの交流が人生を豊かにする。

そのほかの言葉を拾ってみました。

---Memo----------

・人との出会いのコツは自分が聴き上手になること

・考えるより実践すること

・損得ではない。損得の付き合いは相手に分かる

・人が寄ってくるには自分の魅力を知ること。
 自分の魅力とはその人の人生そのものと持って生まれたもの

・女性から学ぶことは大事

・あせらず果報は寝て待つ

・“学歴や職歴に関わらず”積み重ねてきた人生には学ぶべきことは多々あり、
 敬意を持って接するように心がける

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小西さんの寄り道の結果として、介護のNPO、朗読ボランティア、15年続ける年に一回のミュージカル出演、お住まいの地域での市長を応援する会など家にいる閑がなく、毎日が出会いだと笑います。

年に一回出演するミュージカルではファン倶楽部から10人ほど花束を持って押しかけます。

見かけは年齢よりははるかに若々しく声も大きく通り、ミュージカルの長いセリフを覚えるので、“若い”私たちもうかうかしていられません。

橋本 堅次郎

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